サラリーマントレーダーのあなた、勝ってますか?
私は勝てません。
FXは、株式と違い24時間取引が可能なので、サラリーマンなどの兼業トレーダーに最適といわれています。
しかし、一方では「サラリーマンは不利」という意見もあります。
そこで、わずか1年間ですが、トレードで感じた兼業トレーダーのデメリットとメリットを、へっぽこなりにまとめてみたいと思います。
デメリット
既に勝負がついている
サラリーマンが仕事を終えて家に帰り、食事をして風呂に入って、トレードが始められるのは、早くても20時、普通は21時以降ではないでしょうか。
私がパソコンを立ち上げ、画面を眺めた時には、4時間足、1時間足がキレイなトレンドを描いていることが多くあります。
ただし、5分足、15分足は、既に21EMAを逆方向に抜けていたり、絡みついていたりしています。
この時間になると、ロンドンの取引も決着がついていることが多いのではないかと思います。
当然、「円」の取引は日中ですので、円が要因となって動くこともありませんよね。
とすると、以後、動く要因となるのは「ドル」ということになります。
ドルの指標は21時30分(夏時間)以降に多いので、確かに動く要因となるのでしょうが、指標トレードは私には非常に難しく、メンタルが崩れる要因にもなります。
詳しくは、雇用統計トレードの必勝法? をご覧下さい。
そこで、指標トレードを避け、チャートが落ち着いてからトレードを開始することになりますが、ドルの指標は「ドーン」と動いてから、比較的早くレンジに移行するような気がします。
ロンドン時間のようにキレイなトレンドが続かないのです。
(私の主観ですが)
ですから、ドルの指標がない日は、無風状態のトレンドレスなトレードを行うしかありませんし、指標がある日でも、発表後の不安定な状態でトレードするしかなくなるのです。
監視できない
仮に、ドルにトレンドが発生したとして、エントリーのチャンスはすぐには訪れません。
押し目を待ったりしていると、エントリーが深夜になることもあります。
そうなると、それからチャートの動きに合わせてトレールすることや、反転のチャートパターンを認識して利確するなどの、監視が必要な行為は難しくなります。
なぜかと言うと、「寝なければならない」からです。
そうしなければ、本業に支障が出ます。
1日や2日くらいならば良いですが、それが続くと体調に出ます。
特にアラフォーのサラリーマンには確実に出ます(経験済み)
本業に支障が出ては本末転倒ですよね。
場合によっては、業務でミスをするなどしてFXでの損失以上の損害が生じる可能性すらあるでしょう。
そうすると、損切りと利確のラインを設定して寝るしかないのですが、朝になって確認すると、利確まであとほんの数pipsまで迫っていながら、反転して損切りされているという悲劇に見舞われたりします。
スイングトレードを行うとしても、日中はチャートが確認できないので、同じ目に遭う可能性は十分にあります。
というか、ありました(泣)
不利なのは当たり前
兼業トレーダーの不利な点を挙げてきましたが、よくよく考えると、そもそも兼業なのですから不利なのは当たり前ですよね。
もし、私の本業で、後輩が「夜だけあなたと同じ仕事をして、あなたと同じ成果を出したい」と言ったら、
「ふざけんな!そんなに甘いもんじゃねーぞ。まったく近頃の若いやつらときたら・・」と怒るでしょう。
でも、私は、同じ成果を出したい、いや出せると思い、1年間トレードをしてきたんです。
その結果は、大きな損失でした。
メリット
死なない
失敗しても死なない。
これが唯一最大のメリットではないでしょうか。
仮に借金を抱えたとしても、本業があれば収入の軸があるのでなんとか返せます。
(程度にもよりますが)
もし私が専業になって失敗したとしたら、貯金0で、もしかすると借金を抱え、なんの資格もないアラフォーのおっさんが家族を養うのは非常に困難でしょう。
保険金で・・・などと考えてしまうかもしれません。
それでも専業を目指したい
トレードを始めた頃は、簡単に億を稼いで、専業トレーダーになり、会社に縛られない生き方ができると思っていました。
しかし、1年間やってみて、それは、甘い、あまーーーーーい考えだったと思い知らされました。
お宝は、道端には落ちていません。
毒蛇がうじゃうじゃといる洞窟や海賊のアジトの奥にしか、それはありません。
私は、そこに行く覚悟も準備もないままに、脳天気に足を踏み入れてしまったのでしょう。
しかし、やはりサラリーマンの生活から脱却したいという夢は捨てきれません。
「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」
のセリフのとおり、あきらめなければ可能性はあります。
夢の実現のため、がんばりましょう!
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