「窓埋め戦術」の罠

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トレード環境・手法
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明けましておめでとうございます。

昨年勝った方も、負けたあなたも、今年は良い年になるといいですね。

 

さて、FXにはいくつか必勝法に近い手法があるとされています。

例えば、「超低レバレッジの無限ナンピン」などですが、その一つに「窓埋め手法」というものがあります。

 

「窓」とは、月曜日の朝一などに、週休日の間にあったイベントなどによって、週末のレートとかけ離れた価格で取引が開始され、チャートに空白ができるものです。

 

例えばこんな感じです。

mado

そして、この窓は、「埋まらない窓はない」と言われるくらい、よく埋まります。

「埋まる」とは、空白ができる前のレートに一度は戻る、ということです。

上の例でも、窓は埋められていますね。

 

これを専門にしているトレーダーもいるというほど、かなり勝率の高い手法とされています。

私もチャレンジしたことはあるのですが、今はやめています。

 

なぜか・・・。

 

次のチャートを見てください。

mado2

見覚えがありますか?

 

そう、今日(1月3日)現在のドル/円のチャートです。

新年早々、窓が空いていますね。

 

しかし、現時点で窓は埋められていません。

まあ、いつかは埋まるかもしれませんが、何日後か何週間後かは分かりません。

また、このまま120円を超えていった場合、それまで資金が持つかという問題もあります。

 

初トレードで窓埋め戦術を発動した方は、新年早々、含み損で胃が痛くなっているのではないでしょうか。

 

そうなんです。

窓埋め戦術には、「いつ埋まるかわからない」という致命的な欠陥があります。

 

また、損切りをどこに設定して良いのか分かりません。

例えば、50pipsで損切り、などと決めていた場合、普通のトレードとさほど変わりません。

窓埋め戦術は、「埋まるまで待つ」からこそ有効なのです。

 

確かに勝率は高い手法でしょうが、たった一度のトレードが致命傷になる可能性があります。

十分注意してくださいね。

 

今日は結局ノートレードで終わりそうです。

それではまた。

 

 

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