兼業トレーダーのあなた、FXで勝ててますか?
私は勝てません(泣)
なぜ勝てないのか、いろんなブログを見て参考にしようとしているんですが、負けてる人ってパターンがあるような気がします。
負けパターン
- 本やブログでFXをちょっと勉強する。
- デモトレードを少しやって、すぐ実弾トレードを開始する。
- 本に書いているとおり、「損小利大」を意識して、損切りをしっかりする。
- 「損切り貧乏」になって、損失をジワジワ増やす。
- 対策として、損切り幅を広くする。
- 心理的に損切りできない損失額になってしまい、損切りラインを動かすか消す。
- 苦し紛れにナンピンする。
- 証拠金維持率を保つために追加資金を投入する。
- 資金が尽きて退場
というのが、鉄板パターンじゃないでしょうか。
もちろん私も経験済みです。
で、再挑戦するときには、
今度こそ、「損小利大」を守って、「損切り」をしっかりするぞ!
と誓いますが、また、損失をジワジワ増やす・・・の状態になってしまいます。
さすがに今度は、損切りだけはしっかりするので、一発退場はありません。
が、損切りが重なって「何年も月単位で勝ったことがない」なんて人もいるみたいです。
損小利大で勝てるのか
損小利大は常識?
FXの本を見ると、ほとんどの本に「損小利大を意識して損切りをしっかりすること」が必勝法のように書かれています。
例外的に、「超低レバレッジでの無限ナンピン」や「スキャルピング」などの手法を書いた本もありますが、一般的には「キワモノ」扱いです。
ブログでも、損小利大で勝ってるという人が多いですね。
商材の販売を目的とした場合もあるので、本当かどうかはわかりませんが。
しかし、これだけ常識のようにいわれて、みんなが意識しているにも関わらず、勝てる人が1割しかいない、というのはどういうことでしょうか?
損小利大とは何か
そもそも「損小利大」とは何でしょうか?
文字のとおり解釈すれば、「損は小さく、利益は大きく」です。
ですから、エントリーしたポイントから、損切りポイントまでよりも、利確ポイントまでのほうが遠くなります。
しかし、人間心理では、損切りよりも利確のほうが早くなる傾向がある(プロスペクト理論)らしいです。
そこで、本には「利益はできるだけ伸ばしましょう」と書かれています。
ブログにも、「どうしても利確が早くなってしまうんですう~」という悩みがよくありますよね。
私もずっと、「利益を伸ばそう、伸ばそう」としてきました。
損小利大が有効な場面とは
利益を伸ばすためには、利益の方向にレートが伸びていってくれる必要があります。
すぐ反転したのでは、話になりませんからね。
そうすると、損小利大が実現できるポイントは、「トレンド」が発生している時、となります。
トレンドとは、ダウ理論では、「高値・安値の切り上げ、切り下げが発生している時」です。
つまり、
このような場合ですね。
ちなみに、高値を切り上げただけの段階では、まだトレンドとは言わないそうです。
損小利大を狙ったトレードを行うには、このトレンドが発生するのを待つ必要があります。
本にも、「トレンドが発生するまで、エントリーは待ちましょう」とありますし、勝ってる人のブログでも、「待てるかどうかが勝負!」とよく書かれています。
ダウ理論の罠
しかし、一方、「エリオット波動」というものがあります。
チャートが描きやすいパターンを示したもので、以下の図が有名です。
実際、このとおりになることも多いですよね。
a、b、c波でダブルトップを作って反転下落なんてよくあります。
これと、さっきのダウ理論の図を重ねて見ると、
ダウ理論でのトレンドが発生した途端に下落・・・。
いわゆる「高値掴み」の完成です。
実際、これで痛い目にあったことも数知れません。
「もう、どうしたらいいんだあああああああ!!!」と叫びたくなります。
サラリーマンに損小利大は向いているのか
サラリーマンがトレードできる時間は、仕事が終わってから食事などを済ませると、午後10時から午前2時くらいまででしょうか。
この時間帯は、アメリカの指標発表時を除けば、レンジになることが多いような気がします。
仮に、トレンドが発生したとして、それが深夜1時などであった場合、それから長時間監視するのは難しいです。
仕事に支障がないように、睡眠時間を確保しなきゃいけないですからね。
利確ラインの一歩手前で、ダブルトップなどの反転チャートパターンが発生した場合、監視していればそこで利確できますが、そのまま下落して、朝起きたら損切りされていた、なんてこともよくあります。
このあたりが兼業の悲しいところです。
では、短期の「デイトレード」ではなくて、長期の「スイングトレード」なら可能ではないか、という意見があります。
しかし、長期になればなるほど、政治や経済の影響、いわゆる「ファンダメンタルズ」の要素が濃くなります。
これを予想することは、やはり相当に難しいのではないかと思います。
FX最大の敵
これまで1年以上やってきて、FXの最大の敵は、これだと思います。
そう、「欲」です。
FXを始める人は、私も含めて欲張りです。
でなければ、こんなリスクのあるものやりませんよね。
大体は、仕事を持ちつつ、
「副業での利益を得たい、あわよくばクソみたいな会社を辞めて、専業になって自由で優雅な暮らしをしたい!」
なんて思ってる人が多いんじゃないでしょうか。
ズバリ、私のことです。
こういう人間が「損小利大」を目指すと、もっともっと利益を取ろうとして、なかなか利確しなくなります。
なかなか利確できない人は、利確ラインを決めていないか、決めていても、近づくと更に遠くに移動させてしまいます。
で、結局、反転して、よくて建値決済、最悪、損切りになります。
そこからメンタルが崩壊してメチャクチャトレードに突入、というのがお決まりのパターンですね。
結論
さて、いろいろ考えてきましたが、
- トレンドを把握することが難しい
(トレンドだと思っても反転する) - トレード時間が短い
(トレンドを発見、監視しづらい) - 欲を制御することが困難
(欲張りなので)
などからすると、どうやら、私には損小利大は難しそうです。
ということで、損小利大やめます。
損小利小か損中利小、つまりスキャルピングに近い形を目指します。
実はトレードを始めた頃にスキャルピングで失敗してますが、一周回って再チャレンジです。
今度は、これまでの経験もありますから、同じ失敗はしないつもりです。
というか、これで失敗したら、もう私には打つ手がありません。
絶対勝つぞ!( ゚Д゚)b
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