さて、デモトレードを早々に終了した私は、早速、実弾でのトレードを開始しました。トレードスタイルは「スキャルピング」です。
スキャルピングとは、少ない値幅の利益を頻繁に取っていく手法で、その昔、インディアンが討ち取った敵の頭皮を剥いでいたことに由来するそうです。
主に1分足や5分足といった短い時間足でトレードするため、たくさんのチャンスがあるように見えることから、仕事が終わってからの短時間しかトレードできないサラリーマンにも人気があります。
私が読んだ本には、スキャルピングは「損小利大」ではなく「損小利小」を狙うと書いてありましたので、損切り5pips利確5pipsでトレード開始です。
取引通貨は、「初心者向け」というドル円を選択しました。レバレッジは控えめ(笑)に10倍(5LOT)です。
トレードを開始すると、勝ったり負けたりの繰り返しでしたが、あるとき、利確した後にチャートがグーンと伸びることが連続してありました。
これを見た私は、こう思ったのです。
あのとき利確しなかったら大儲けだったよね。スキャルピングでも「損小利大」を狙ってよくね?
( ̄△ ̄)y─┛~~~~~
そう考えた私は、損切りは5pipsに固定しつつ、利益はできるだけ伸ばすという方法に切り替えたのでした。
その結果、
損切り・・・・・・損切り・・・・・損切り・・・・損切り・・・損切り・・損切り・損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り・・
(ノ=゚ロ゚)ノ ⌒┫:・’.::
ダァー!!!!
まあ、損切りが5pipsなんだから当たり前ですよね。
次に私が考えたのが、ある程度利益が出たら、損切りラインを建値(エントリーした値段)に持っていくという手でした。これで損切りが少なくなるはず・・・。
結果は、
建値決済・・・・・損切り・・・・建値決済・・・損切り・・建値決済・・損切り・建値決済・損切り損切り損切り建値決済損切り損切り損切り損切り建値決済損切り損切り損切り損切り損切り損切り建値決済損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り建値決済損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り建値決済損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り建値決済損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り建値決済損切り損切り損切り損切り損切り損切り損切り建値決済損切り・・
(ノ=゚ロ゚)ノ ⌒┫:・’.::
ンダァー!!!!
まれに、トレンドに乗ったときは利益が出ることもありました。
しかし、そんなときは、チャートが逆行して少しでも利益が減ると、すぐにビビって利確してしまいます。いわゆる「プロスペクト理論」といわれるものですね。
大雑把に言うと「人間は本能的に、利益はすぐに確保し、損失はなかなか認めない」というものです。
原始の時代に、確保した食料はすぐに食べてしまわなければ生き残れなかったという経験から、本能に根付いたものだそうです。本能ですから、それに逆らうのは非常に困難です。
キレイなオネーチャンが通っても目で追わないのと同じくらい困難です。
結局、スキャルピングで「損小利大」を目指すのは、初心者には「無謀」ということを理解するまでに、2ヶ月の月日と20万円を要したのでした。
ちなみに途中で心が折れてLOTは落としました(泣)
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反省
短期足でのトレードは、判断をすばやく的確に行う必要があることから上級者向けの手法と言われています。
比較的長期取引のスイングトレードを「普通車」とするなら、スキャルピングは「F1」にもたとえられます。
教習所で仮免も取っていない初心者が、いきなりF1マシンでプロと一緒にサーキットを走る訳ですから、クラッシュして当然ですよね。
やはり、無謀なチャレンジだったと反省しています。
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